国交省によるH30住生活総合調査結果によると、住み替えまたは改善を考える人は50代半ばまでをピークに年齢が上がるほど高くなり、以降は年齢が上がるほどその割合は低くなっている
そしてその目的は、「きれいにする(傷みを直す)」が最も高く、次いで「高齢期の住みやすさ」となっている
住み替え後の居住形態の意向を見ると、「55~59歳」「60~64歳」では、他の年齢階層に比べて「新築、中古にこだわらない」が高くなっている。また、「65~74歳」「75歳以上」の世帯の住み替え後の居住形態の意向は、「高齢者向け住宅・施設」を希望する世帯が高くなっている。
高齢者世帯における住み替えの課題を見ると、持ち家への住み替え意向のある高齢者世帯では、「資金・収入等の不足」に次いで「現在の住まいの売却・賃貸」が高く、借家などへの住み替え意向のある世帯でも、持ち家同様の傾向にある。